吉村知事「20、30代はうつさない、40、50代はかからない行動を」 年代別に要請

 大阪府の吉村洋文知事が30日、緊急事態宣言の発出決定を受けて開いた大阪府新型コロナウイルス対策本部会議後、取材に対応。冒頭で「第5波のヤマを抑えることが重要。府民の皆さん、事業者の皆さん、何度も何度も申し訳ないが、ご協力をお願いしたい」と要請した。

 本部会議では宣言が適用される8月2日以降、飲食店には酒類の終日提供禁止要請を決め、「協力金などを含め、できることはしっかりしたい」とした。大規模商業施設や遊興施設は現在の午後9時までの時短営業から午後8時へのさらなる時短要請を行う。イベントは収容の50%以下で最大5000人までとする。

 第5波の拡大速度に危機感を募らせる吉村知事は、府民へ向けて「20代、30代の方に感染が広がっている。40、50代の方が入院している」とした上で、「シンプルに20代、30代の方は他人にうつさない行動への協力をお願いしたい。40代、50代の方は重症化する。自分がかからない行動をしていただきたい」と年代別で強く訴えた。

 なお、学校教育活動にはなるべく制限をかけない方針。教育的観点からも、修学旅行や部活動の最終試合などは感染対策をすることを条件に認める。

 また、今回の緊急事態宣言について「最後にしたいという思いはあるが、最後になるとは言えない。無責任になる」と話した。

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