玉川徹氏 尾身会長発言に賛同「プロとしてのプライドをぜひ見せて頂きたい」

 テレビ朝日の玉川徹氏が4日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。五輪を開催した際の感染リスクや医療ひっ迫への影響についての考えを表明することがプロフェッショナルとしての責任だ、と3日の参院厚生労働委員会で発言した政府分科会・尾身会長に強く賛同し、「プロフェッショナルとしてのプライド」を求めた。

 番組では、尾身会長が3日の参院厚労委で「本来はこういうパンデミックのそういうところにやるということは普通はない」「五輪を開催すれば国内の感染や医療の状況に必ず何らかの影響を起こす。感染のリスクや医療ひっ迫への影響について評価するのはプロフェッショナルとしての責任だ」「政府に言ってもIOCに届かないと意味がないので、どこに我々の考えを述べたらいいのか検討している。なるべく早い時期に我々の考えを正式にしかるべき場所に表明するのが我々の責任」などと強い表現で話したことを伝えた。

 これに、玉川氏は「プロフェッショナルとしてのプライドを、ここではぜひ見せて頂きたいと思う。我々が求めてるのは単純にオリンピックを中止してほしいってことではなくて、いったいどういう状況になったらオリンピックができないのかの基準。これはプロにしか出せないものです。例えば、7月の第1週の時点でステージ3よりも悪い状況だったらできませんとか。そういうふうな基準を、ぜひ忖度なく示して頂きたい。僕、それがプロフェッショナルだと思います」と熱意を込めて訴えた。

 玉川氏はまた、「基本的に分科会は(政府が)諮問を求めて、どうですかって聞かれた時に答えるっていう立て付け。だからあくまで主体は政府。政府が何か聞きたいときに答える人たちっていうふうなこと」だという立場を強調。

 その上で「だから、かなり今回思い切った話をされてるとは思うんですけど、やはりそれは一体何が国民の利益なのかっていうふうなことをお考えになって、尾身さんをはじめ分科会の人たちはこれは発言しなければいけないという思いでこういうことを言われてるんだと思う。厳しい立場にあるのかもしれないです、彼らも。だけど、そういうふうな思いでやってるってことは受け止めた上で、政府よりもこの人たちを支えなきゃいけないのかなと僕は思う」と、厳しい立場から示す考えを尊重し、それにより不利益が生じないか目を光らせるべきだとした。

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