吉本新喜劇女優・未知やすえ（５７）が、お笑い芸人・兵動大樹（５０）と落語家・桂吉弥（５０）のＷ主演舞台「はい！丸尾不動産です。～本日、家で再会します～」（９月４～７日、大阪・ＡＢＣホール、１０月３日、兵庫県姫路市・アクリエひめじ）で客演することが２５日、発表された。

　未知は芸歴４０年近いが、これまで吉本興業主催の舞台にしか出演歴はなく、本作品が初の外部舞台出演となる。昨年４月には間質性肺炎のため入院。同７月に復帰し、現在はテレビなどを中心に活動を再開している。

　今作ではストーリーの鍵を握る重要な役を演じる。「退院した後もステロイドの影響か？筋力が落ち、家の階段の登り下りも自転車をこぐこともつらく、このまま仕事も普通の生活もできないのかと不安でした。でも１年がたち体力も筋力もかなり戻ってきました。舞台に立つことで私も元気にそして、見に来てくださる皆さんも元気で笑顔になってもらえるよう頑張ります」と意気込みを表した。さらに「穏やかで職人のような兵動くん、優しく気配りのできる吉弥さんとの共演を楽しみにしています」とコメント。

　吉本の後輩である兵動は「吉本新喜劇を代表するコメディエンヌのやすえさんとお芝居できるなんて最高です！やすえさんが入ってくれることで、みんな安心してお芝居の中で暴れまわると思います」と先輩に絶大なる信頼を寄せた。

　２０１９年に初演された舞台のシリーズ第３弾。「今回の丸尾不動産でも、私が演じる菅谷が自分の利益だけを考えて立ち回り、周りの人を巻き込んだり巻き込まれたりと大暴れします。いろんな人生がシンクロしてくるお芝居になっておりますので、楽しんでもらえると自信を持っています」と気合が入っている。