【5月3日のおちょやん】第106話 ラジオドラマお母さん役の千代、互いに役名で呼ぼうと提案
【先週のあらすじ】
千代(杉咲花)が道頓堀を去って1年、NHK大阪のラジオドラマの企画で漫才師・花車当郎(塚地武雅)が相手役に竹井千代を指名。脚本家・長澤(生瀬勝久)も千代に出演を依頼する。栗子(宮澤エマ)と姪・春子(毎田暖乃)と暮らす千代は断るが、春子と接するうち前向きに。千代に花籠を贈り続けていたのが栗子と知った千代。ラジオドラマの初顔合わせで、役者としての再出発を誓う。
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千代が出演を決めたラジオドラマ「お父さんはお人好し」は、大阪で果物屋を営む夫婦と十二人の子どもたちが巻き起こす喜怒哀楽のホームドラマ。千代と漫才師の花車当郎が夫婦役だ。初めての台本の読み合わせの日、千代は集まった出演者たちに、お互いに役の名前で呼び合わないかと提案する。すると当郎含め、子どもたちも大賛成。しかし、長女役の京子は余裕のない表情で台本に目を落とすばかり…。
朝ドラ103作目の「おちょやん」は、上方女優で「大阪のお母さん」として親しまれてきた浪花千栄子をモデルに描くオリジナルストーリー。南河内の貧しい家の少女が、奉公先の道頓堀で芝居に魅了され女優を志し、やがて喜劇界のプリンスと二人三脚で昭和の激動期を駆け抜ける。ヒロインを朝ドラ「とと姉ちゃん」、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」にも出演し、日本アカデミー賞など多くの映画賞の受賞歴を持つ杉咲花が演じる。