加藤茶、志村さんの不調「コロナかも」と疑い「病院運べ」と指示 共演話も進んでいた

 タレント・加藤茶(77)が12日、妻でタレントの加藤綾菜(32)とともにMBS・TBS系「サワコの朝」に出演。ザ・ドリフターズの盟友で、3月に新型コロナウイルスによる肺炎のため70歳で死去した志村けんさんについて語った。

 加藤は「まだコロナってどういう病気なんだろうなってわからないときに(スタッフから)電話がかかってきて。(志村さんが具合悪くて)入院する前に。『加藤さん、どうしたらいいだろうか』って。『どうしたらじゃなくて、もしかしたらコロナじゃないのか』って。『病院にすぐ運べ』って言って4日間ですね。亡くなるまで。びっくりしました」と衝撃を振り返った。

 志村さんが2月20日に70歳を迎えたことで、加藤は「僕たち(加藤、仲本工事、高木ブー)に追いついてきて、70になったらできるコントあるよなって。これをお客さんに見てもらおうなって志村と話してたんですよ。たぶん、間が空くと思うけど、その間が全部味になって出ると思うんで、面白いと思うよ。絶対やろうなって」と共演の話を進めていたと告白。「そうしたら、あっけなく逝っちゃったんで、すごいショックでしたね」と寂しさをあらわにした。

 加藤は「やっぱりかけがえのない相方だったんで。志村はずっと生きてると思ってたんですよ。絶対、僕の方が先に逝くだろうと思ってたんで。だから僕が死ぬまで、たぶんコントできるだろうと思ってた」と思いを明かした。

 「盟友」という志村は、かつて自身の付け人だった。「(彼が)入ってひと月もしないうちに友達みたいな感じになって。冗談言ってても『やめろ!この野郎』って僕を殴るんですよ。こいついけるかもしれないと思った。長さんに殴られるより、志村に殴られる方が気持ち良かった」と知り合った当初から息が合っていたとした。

 実家の東村山が都心から遠く、加藤宅から通っていた志村は、加藤の母親からもかわいがられていたという。

 「朝出かけるときにおふくろが『きょう何食べたい』って言うと、志村が『すき焼き』って言う。すると、すき焼きが作ってある。(志村は加藤宅へ)帰って、真っ先に冷蔵庫に行ってビール開けて飲んでる。僕がひと息つく前には風呂に入ってる」とエピソードを披露して笑わせた。1974年にドリフを脱退した荒井注さんの代わりに、いかりやさんは荒井さんと同世代を入れようとしたが、加藤が志村さんを強く推して実現したという。

 綾菜も、夫と志村さんと3人で喫茶店に行ったりしていたというが、2人の会話は「何話してるのか分からない。『あれのさ、そこどうする?』とか主語のない話でも2人は通じ合ってて」と仲の良さを伝えた。

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