春一番さん 同期・爆問も知らなかった最期…47歳、アル中患い突然死

 2014年7月にアルコール性肝硬変で亡くなったものまねタレントの春一番さん(享年47)の妻(Aさん)が26日、TBS系で放送された「爆報!THEフライデー」に出演。アルコール中毒での突然死の最期の姿を明かした。

 アントニオ猪木のものまねで知られ、爆笑問題の同期(デビュー時はともに太田プロ所属)だった春さん。1988年にデビューし、ブレークしたが、アル中に。みかねたビートたけしが「お前が酒やめたら、俺が一生番組出してやるから」と温かい言葉をかけたこともあったが、酒を飲み続け、度重なる素行不良で94年、事務所を解雇された。

 多い時はバーボン1リットル、ワイン3本を飲むことも。Aさんによると、泥酔すると「爆笑問題はインテリだから肌が合わない。あいつら酒飲まねえからな」などと口にしていたという。

 爆問・太田光は「(仕事に向かう)電車の中でワンカップ(※日本酒)飲んでるんだから」と無念そうに振り返った。

 春さんの最期も明らかになった。14年7月2日に帰宅後、1人で酒を飲んで酔っ払った春さんを、Aさんが3日午前1時ごろ、いつものように寝かしつけると「ごめんね、ありがとう」と繰り返していたという。同7時前に起こしに行くと、「(もう体が)冷たくなっていた」と明かした。

 晩年は疎遠になっていた爆問の2人は、VTRを見ながら「(酒はやめた、と言いながら)また酒飲んでた…僕は知らなかった」(太田)と肩を落とし、「もう4年も経つんですけど…」(田中)と言葉少な。太田は「売れていく、ってことは、自分たちが面白いっていうネタじゃないこともやっていかないとダメ。春ちゃんはそれができなかった。売れていきゃ、酒に…ってこともなかったんだろうけど…」と沈痛な面持ちで友人・春さんを思いながら語った。

 春さんは、05年に腎不全で緊急入院。その後も肝臓、すい臓などを悪くして、長期入院するなどしていた。

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