大阪維新の会新代表に吉村知事 党初の代表選大差で勝利「党3回目のピンチ」

 大阪維新の会新代表に選出された吉村洋文大阪府知事(左)と、前代表の松井一郎大阪市長=大阪市内
大阪維新の会の代表選挙で投票する吉村洋文大阪府知事=大阪市
大阪維新の会の新代表に選出されあいさつに臨む吉村洋文大阪府知事。手前は前代表の松井一郎大阪市長=大阪市
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 地域政党・大阪維新の会が21日、大阪市内で開いた党の全体会議で代表選挙を行い、代表代行の吉村洋文大阪府知事(45)を新代表に選出した。

 1日に投開票された大阪都構想の住民投票否決を受けた代表の松井一郎大阪市長(56)の辞任に伴うもので、結党後初の代表選には吉村氏と片山一歩大阪市議(57)が立候補。232票を得た吉村氏が、11票の片山氏を大差で破った。

 党創設メンバーの橋下徹氏(51)、松井氏に続く3代目の代表に就任した吉村氏は「今は党3回目のピンチの状況。橋下さん、松井さんの創設者2人がいなくなった。大阪維新がダメなままで終わるのか、大阪の成長を支える政党になるのか。一致団結して、府市一体のワン大阪を目指していきたい」と力を込めた。

 松井氏は、国政政党の日本維新の会代表は次期衆院選まで続け、2023年4月の大阪市長の任期満了をもって政界を引退する意向を示している。吉村氏ら新執行部の誕生に「維新スピリッツを引き継いでもらう、新しいリーダーが誕生した」と期待を寄せた。

 大阪都構想の否決で、大阪維新の会は看板政策を失っている。再挑戦は否定した吉村氏だが「新しい代表としてワン大阪、副首都大阪を実現する。これを大きな理念として、大阪につくす政党として前に進めていきたい」と強調。松井氏との共闘で大阪市を8総合区にする総合区制度の導入や、府・市の広域行政一元化の条例制定を目指すとした。

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