ＥＸＩＬＥ、三代目　Ｊ　ＳＯＵＬ　ＢＲＯＴＨＥＲＳらが所属するＬＤＨが、コロナ禍で中止していたドーム公演を、来年１月に再開させることが１０日、分かった。三代目ＪＳＢが同日開催した、デビュー１０周年記念配信ライブで発表。ＥＸＩＬＥ　ＴＲＩＢＥの６組で、元日発売のニューシングルのタイトルでもある「ＲＩＳＩＮＧ　ＳＵＮ　ＴＯ　ＴＨＥ　ＷＯＲＬＤ」をテーマに、１月２８日から有観客で４大ドームツアー１３公演を回る。

　東京五輪を筆頭に、日本中がお祭り騒ぎな１年となるはずだった２０２０年。ＬＤＨも６年に１度の祭典「ＰＥＲＦＥＣＴ　ＹＥＡＲ」として、ライブの予定がめじろ押しだった…。しかし、新型コロナウイルスが猛威を振るい、２月２６日以降、全てキャンセル。中止は未発表分を含め、３３４公演にのぼった。

　ファンと会えない月日が続いたが、いよいよ来年１月末から“主戦場”へ舞い戻り、再会を果たす。ＥＸＩＬＥ　ＴＲＩＢＥでの４大ドームツアーが決まり、ＡＫＩＲＡ（３９）は「一丸となることで大きなメッセージを日本中にお届けできれば」と団結を約束。ＴＡＫＡＨＩＲＯ（３５）も「弓をギリギリまで引いているので、日本を元気にするよう心を込めて、矢をぶっ放したい」と蓄えたエネルギーの解放を宣言した。

　会場では「安全第一」を旗印に、接触確認アプリ「ＣＯＣＯＡ」登録を義務化するなど感染予防を徹底。収容人数は今後発表されるが、ＮＡＯＴＯ（３７）は「世界的にもモデルケースになるくらいの責任感で臨めたら」と肝に銘じた。グループのロゴ入りフェイスシールドを、配布するプランもあるという。

　ＬＤＨのエンターテインメントの本格再開を期すステージは、来年デビュー２０周年を迎えるＥＸＩＬＥにとって、もうひとつ、大きな“リスタート”を意味している。今月２日付でボーカルのＡＴＳＵＳＨＩ（４０）が卒業。新体制ではＳＨＯＫＩＣＨＩ（３５）、ＮＥＳＭＩＴＨ（３７）とのトリプルボーカルとなるＴＡＫＡＨＩＲＯは、「ＡＴＳＵＳＨＩさんの勇退はある意味ピンチですが、チャンスに変えたい。新たに僕らの魅力を最大限に引き出して、経験を生かせるＥＸＩＬＥにしたい」と進むべき道を示していた。