蓮舫氏、学術会議問題で橋下氏、平井氏からの誤情報拡散に苦言「事実に基づく発信を」

 立憲民主党の蓮舫参議院議員が16日、ツイッターに新規投稿。日本学術会議の問題を巡り、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏がツイッターで、フジテレビ上席解説委員の平井文夫氏が番組で、それぞれ誤情報を発信して拡散したことにより、当事者が批判されて困惑している状況などをまとめた東京新聞の記事を引用し、「事実に基づく発信を」と戒めた。

 橋下氏は6日付投稿で「学者がよく口にするアメリカとイギリス。両国の学者団体には税金は投入されていないようだ」とつづったが、米英共に公的資金が投入されている事実が指摘され、「デマです」といった批判が続いたことから、同氏は12日付投稿で「説明不足だった」として、米英では「日本のように税金で学者団体を丸抱えすることはないが、学者団体に仕事を発注して税金を投入する」と修正していた。

 平井氏は5日放送の「バイキングMORE」で学術会議会員について「6年ここで働いたら日本学士院に行って年間250万円の年金がもらえる」などと発言したが、翌日、内閣府の学術会議担当者が発言内容を否定。SNSでは「悪質なデマ」と批判が相次ぎ、6日の同番組内で同局アナウンサーが事実誤認として謝罪したが、学士院には平井氏の発言により視聴者から苦情電話があったという。

 こうしたメディアで影響力のある立場からの誤情報発信が続いている状況を受け、蓮舫氏は「事実に基づく発信を」と苦言を呈した上で、「そして、受け止める側もファクトチェックのスキルを」と呼びかけた。

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