５人組人気グループ「Ａ．Ｂ．Ｃ－Ｚ」が、上演中の舞台「オレたち応援屋！　Ｏｎ　Ｓｔａｇｅ」（２８日まで東京・日本青年館ホール）に関して、このほど、取材に応じた。依頼人の要望でさまざまなことを全力で応援する「応援屋」の活躍を描いたハートフルコメディーで、２３日に公開される同名映画の前日譚（たん）が描かれている。劇中では、大先輩の少年隊へのエールもアドリブで飛び出した。

　役柄を地で行った。戸塚祥太（３３）演じる元野球少年が「応援屋」となった原点について明かす場面。「フレー！フレー！ニシキー！フレフレ！ヒガシ！フレフレ！カッちゃーん！」。少年隊の錦織一清（５５）、東山紀之（５４）、植草克秀（５４）の愛称を叫び、台本にはなかったセリフを繰り出した。

　錦織と植草が今年いっぱいでジャニーズ事務所を退所することになり、大先輩に贈るはなむけの言葉となった。Ａ．Ｂ．Ｃ－Ｚはデビュー前、少年隊の代表作である舞台「ＰＬＡＹ　ＺＯＮＥ」で共演し、背中を追い続けてきた。

　本作の原案であり、５人が座長を務めた舞台「株式会社応援屋！！　ＯＨ＆ＹＥＡＨ！！」（２０１６年、ＡＢＣ座）で演出を手掛けたのは錦織。戸塚は「ジャニーさんが降りてきて、『少年隊頑張れ』って言ったんじゃないですかね」と照れたが、“恩人”ともいえる先輩に、「応援屋」としての心からのエールだった。

　２３日には同名映画が公開され、５人が歌う主題歌「頑張れ、友よ！」（２１日発売）はタレントの江頭２：５０（５５）が作詞している。

　河合郁人（３２）は「歌詞ですごく勇気づけられているので恩返しで応援したい」と話し、「ＹｏｕＴｕｂｅとかでコラボしたい。飛び込みでも来てほしいですね。僕はＯＫです。事務所的にはＮＧかもしれないですけど」と、乱入にラブコール？を送っていた。