すとぷり 今度こそ東京D ライブでは顔出し“2・5次元”の6人組ユニット♪

 10~20代女性から絶大な人気を集める、ネット生まれの男性6人組ユニット「すとぷり」が、スポーツ紙初のインタビューに応じた。ネットでは顔を隠してイラストで活動し、ライブでのみ顔出しする、独自の2・5次元スタイル。今夏予定していた東京ドームでの初公演は、コロナ禍で中止となったが、ファンを喜ばせるためのエンターテインメントを続けている。

 ネットで活動していた、ななもり。(25)、さとみ(27)、ジェル(24)、ころん(24)、莉犬(りいぬ=22)、るぅと(21)の6人が、SNSや知人を介して連絡を取り合って、2016年6月に結成した。昨年、大きな転機を迎え、アルバム「すとろべりーすたーと」でCDデビュー。全国ツアーを初めて回り、西武ドーム公演も2日間開催し、“ドームアーティスト”の仲間入りを果たした。

 「見てくださる方がいきなり1万人増えたというのではなく、リスナー(ファン)の方がお友達に紹介してくれて、1000人、2000人と積み重ねてきた感じがしています。やってることは変わっていないけど、見え方が変わっているんだなと。不思議な気持ちです」。リーダー・ななもり。は駆け上がってきた道のりを、冷静に見返した。

 昨年の勢いそのままに、今年も3月にナゴヤドーム、夏に東京ドームでのライブを予定していたが、いずれもコロナ禍で中止。悲しむファンのため、27日に無観客ライブを生配信する。24万人が視聴した今年3月に続き、2度目の試み。ライティングやカメラワークで顔は見せずに、パフォーマンスを届ける。

 前回の無観客ライブでは、「自分の出番じゃないときにツイートしたり、リスナーさんと同じ形で楽しめたのがすごく新しくて、気持ちを共有できました」(莉犬)とSNSを有効活用。改善点も見いだしており、「コロナのつらい時期だからこそ、喜んでもらうことが大切」(ジェル)と気合を込める。

 すとぷりの特色は、2次元と3次元の融合。ネット活動にはイラストで登場し、毎週末の生放送を中心に、トーク、歌、ゲーム実況などでファンを楽しませる。アニメとは異なる魅力を放ち、YouTubeのグループ総再生回数は、驚異の18億回を突破。ことあるごとにトレンドワードの1位となり、抜群の注目度を誇る。

 “顔出しNG”のポリシーについて、ななもり。は「ツイッターやインスタグラムで、本名で自分の顔をガッツリ出されている方は少ないですよね。僕たちからすると、出していることに違和感がありまして」と説明。ライブ会場だけで顔を見せるが、「皆さんと会うことは特別な体験。意図して『顔を出してやろう』という気持ちではなく、それも僕たちとリスナーさんで作ってきた当たり前という気がしてます」と唯一の例外を捉える。

 ネット出身の人気者が相次いで誕生する昨今、すとぷりもテレビ出演に意欲を示す。

 ななもり。は音楽番組の最高峰、NHK紅白歌合戦について「出たいですね。キャラクターでなのか、シルエットで隠すのか、新しい形で挑戦できるチャンスをいただけるのなら、ぜひかましたいです!!」と力強く宣言。メンバーは驚きの声をあげつつも、大いに沸いた。

 「好きでいてくれる方に寄り添う形で、価値があることを届け続けたいですね」-。“素顔”のままでインタビューを受けた6人。将来のビジョンを語りながら、アニメ顔にも負けないくらいに、瞳を輝かせていた。

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 すとぷり ユニット名は「すとろべりーぷりんす」に由来。16年6月に結成。19年3月「すとろべりーすたーと」でCDデビュー。

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