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テレ朝番組言及なし 前夜に出演医師が恣意的な編集に苦言も

 心臓外科医の澁谷泰介氏が7日放送のテレビ朝日系「グッド!モーニング」に出演した際に、自身のコメントが真意と「真逆の意見と見えるよう」に編集されたとフェイスブックで指摘した件について、8日の同番組では言及がなかった。

 澁谷氏は、7日のフェイスブックで、同番組から6日にコロナウイルスの診療に関するインタビューを依頼され、オンライン会議システムで応じたと明かした。

 その上で「取材の依頼内容としましては、コロナウイルスへのヨーロッパと日本の対応に関して現場の生の声を聞きたいとのことでしたので、専門家でないので一医療従事者の声としてしか答えられませんとお断りした上で取材に応じさせていただきました」と説明。にも関わらず「編集で取材内容とはかなり異なった報道をされてしまい、放送を見て正直愕然としました」と驚きの思いをつづっている。

 澁谷氏は、3月中旬までベルギーのルーヴェンカトリック大学に心臓外科医として勤務。現在は一時帰国している。取材は欧州の感染状況や日本のPCR検査の対応、医療現場で必要とされるものなどの質問に答える形で約40分に及んだという。

 その中で澁谷氏は「その中でも、PCR検査に関してはこれから検査数をどんどん増やすべきだというコメントが欲しかったようで繰り返しコメントを求められ」たが「私は今の段階でPCR検査をいたずらに増やそうとするのは得策ではないとその都度コメントさせていただきました」という。

 「確かに潤沢な検査をこなせる体制というのは本当に必要な方に対してはもちろん必要です。ただ、無作為な大規模検査は現場としては全く必要としていない事をコメント」したが「完全にカットされていましました」(原文ママ)と明かしている。

 さらに「カットだけならまだいいのですが、僕がヨーロッパ帰りということで、欧州でのPCR検査は日本よりかなり多い(日本はかなり遅れている)といった論調のなかで僕のインタビュー映像が使用されて次のコメンテーターの方の映像に変わっていき、だからPCR検査を大至急増やすべきだ!というメッセージの一部として僕の映像が編集され真逆の意見として見えるように放送されてしまい」と恣意的な編集手法を指摘。「とても悲しくなりました」と吐露した。

 また強調して伝えた「現場の生の声として、物資の手配と医療従事者への金銭面や精神面での補助」についても「全てカットされてしまいました」とつづった。

 「医療者のプロフェッショナルとしての気概だけで現場を回すのには限界がある」と金銭的および精神的な補助を求めた思いが報じられなかったことに「現場の生の声を多くの方に知ってもらえればと思い取材に応じさせてもらいましたが、実際には生の声すら全く届けることは出来ず不甲斐ない気持ち」と表現。「情報が過剰な現在で、どうか正しい知識と情報がみなさんに行き渡って欲しいと切に思いました。正しく伝えるって難しいですね、、、」と締めくくっている。

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