デューク・エイセスの吉田一彦さん死去 「いい湯だな」などヒットで紅白10回

 デューク・エイセスのメンバーの吉田一彦さん(左から2人目)
 吉田一彦さん
2枚

 4人組男声コーラスグループ「デューク・エイセス」のセカンドテナーだった吉田一彦(よしだ・かずひこ)さんが9日午前9時18分、肺炎のため東京都渋谷区の病院で死去した。84歳。大阪府出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻己矢子(みやこ)さん。

 1955年結成のデューク・エイセスに57年から参加、黒人霊歌やジャズの曲などを歌った。60年代には永六輔さん作詞、いずみたくさん作曲でご当地ソングを歌う「にほんのうた」シリーズに取り組み、「いい湯だな」「女ひとり」などがヒットした。

 NHK紅白歌合戦に10回出場。2005年には文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞した。14年に体調を崩して療養し、15年に脱退。その後は音楽活動は行っていなかった。デューク・エイセスは17年に解散した。

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