ヘンリー王子、勝手に“引退” インスタで突如声明、主要公務から退き独立目指す
エリザベス英女王(93)の孫ヘンリー王子(35)は8日、王室の中核メンバーが担う主要公務から退いた上で、財政的な独立を目指し、王室と距離を置く意向を表明した。
BBC放送などによると、女王や兄のウィリアム王子などへの相談はなかったとされ、直後に出された王室の声明も「異なるアプローチを取りたいとの望みは理解するが問題は複雑」と困惑を隠せない内容だった。
王子は米国出身の妻メーガン妃(38)と8日夜、インスタグラムで突如声明を発表。英国と北米の双方でバランスを取って家族で暮らしたいとし、「(人生の)次の章」に集中するために時間を割く考えを示した。「数カ月の熟考と内部での協議の末に決断した」としている。
夫妻と他の王室メンバーとの隔たりには伏線もあった。主要な王族は毎年クリスマスを共に過ごすが、ヘンリー王子一家は昨年末、慣例を破り、メーガン妃がかつて暮らしたカナダで過ごした。
メーガン妃は昨秋、英テレビ番組で、王室の一員としてメディアの注目を集めるのは「つらい」と漏らしていた。王子はカメラマンに追われて事故死した母ダイアナ元妃に重ね合わせ「妻が同じ強い力の犠牲になっている」と訴え、一部メディアと対立。夫妻が英大衆紙を提訴したことも昨秋判明した。
夫妻は声明で「進歩的な新たな役割」を模索するとしたが、BBCは「新たな役割とは何か。どこに住み、誰が費用を負担し、残りの王族との関係はどうするのか。疑問が多い」と指摘。英国のEU離脱にかけて「王室離脱」との見出しを掲げる大衆紙もあった。
