テレ朝「Jチャンネル」で「不適切演出」を公表、謝罪「信頼著しく損ねる」

ニュース番組での不適切な演出について謝罪するテレビ朝日の篠塚浩常務(右)と長田明広報局長=東京都港区のテレビ朝日(撮影・出月俊成)
会見の冒頭で頭を下げるテレビ朝日の篠塚浩常務(右)と長田明広報局長=東京都港区のテレビ朝日(撮影・出月俊成)
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 テレビ朝日が16日、都内の同局で緊急記者会見を開き、夕方の報道番組「スーパーJチャンネル」(月~金曜、後4・50)で「不適切な演出」があったことを明らかにした。会見には篠塚浩常務と長田明広報局長が出席。「今回の問題は番組の信用を傷つける重大な問題。視聴者の皆さま、関係者の方々に深くおわび申し上げます」と頭を下げ、謝罪した。

 今後は制作体制の問題点を徹底検証し、再発防止策を策定。当該の金曜日午後5時36分からの情報企画枠は放送を中止することも発表した。

 「不適切演出」が明らかになったのは、今年3月15日に放送された企画『業務用スーパーの意外な利用法』。業務用スーパーに個人で買い物に来た客の人間模様を描く企画で、17年2月から不定期に放送し、当該回はシリーズ第5弾だった。

 放送では、担当ディレクターの知人が、主要な部分を構成する5人の「客」として登場していた。企画コーナーは関連会社であるテレビ朝日映像が業務を請け負っており、担当ディレクターは別の派遣会社からテレビ朝日映像に派遣された“孫請け”だった。

 今回の問題について、同局は「当社の番組信頼を著しく損ねる重大な事案」として、「視聴者の皆様、関係者の皆様に深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 同ロケは担当ディレクターが1人で取材。テレビ朝日、テレビ朝日映像の担当者を交えて計3回のプレビューを実施したが、「不適切な取材」に気付く者はいなかったという。

 同番組は元テレ朝アナウンサーの渡辺宜嗣(のりつぐ)がメインキャスターを、林美沙希アナウンサーがキャスターを務めている。

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