NHK大阪「アホの坂田」エントリー漏れを陳謝 騒動演出疑惑は否定

 NHK大阪放送局が制作する「第16回 わが心の大阪メロディー」の番組HP内で開催中の“浪花のモーツァルト”こと作曲家キダ・タロー氏(85)の楽曲の中から人気ナンバー1をファン投票で選ぶ企画「わが心のキダメロディー総選挙」から当初、「アホの坂田」がノミネート漏れしていたことを1日、同局が「当方のミス」と改めて陳謝した。

 同日、NHK大阪で行われた局長会見で、同番組の制作統括・篠原伸介チーフプロデューサーが「当方のミス」と改めて謝罪。今回の一連の“騒動”の演出疑惑についても否定した。

 11月23日にスタートした「-総選挙」には、当初エントリー8曲のうちに「アホの坂田」は入っていなかった。ところがファンからの問い合わせで、同25日に「あの名曲が抜けておりました」のタイトルで「こともあろうか、不朽の名作『アホの坂田』がエントリーから漏れておりました。おわびして追加いたします。『アホの坂田』ファンの皆様、大変申し訳ございませんでした!」という文言と共に、番組プロデューサーの土下座写真を掲載。現在「エントリーNo.0」として投票可能となっている。

 1日のNHK大阪の局長会見では、今回の一連の“騒動”の演出疑惑を否定。純粋に「ミス」であったことを明かし、ファンに謝罪した。

 同企画は12月13日放送の「第16回 わが心の大阪メロディー」(総合、午後7・30)の連動企画。投票コーナーでは、当初の厳選8曲「有馬兵衛向陽閣」「かに道楽」「2時のワイドショー」「日清出前一丁」「日本海みそ」「バラエティー生活笑百科」「プロポーズ大作戦」「ラブアタック!」に「アホの坂田」が加わり全9曲が候補として並んでいる。

 キダ氏の楽曲は商品名などを連呼するだけに、ネットでは「攻めた企画」と評価の声もあるが、さらにプロデューサーの土下座写真まで掲載し、さらに“攻めた”ものになった。

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