勸玄くん“一人舞台”に海老蔵感涙 ブログで「ありがとう。そしてごめん。涙」

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(41)が16日、急性咽頭炎のため東京・歌舞伎座「七月大歌舞伎」を休演し、長男・堀越勸玄くん(6)と親子共演していた昼の部「外郎売(ういろううり)」では、勸玄くんが一人で立派に舞台を務めた。海老蔵は公式ブログで「ありがとう。そしてごめん。涙」と感謝し、勸玄くんの奮闘に泣いたことを明かした。松竹は海老蔵が18日に復帰し、通常通りの配役で上演することを発表した。

 貴甘坊を演じる勸玄くんが、伸びやかな声で「アカサタナハマヤラワ…」と約3分半の早口言い立てを堂々と披露すると、客席からは大きな拍手が沸き起こった。

 海老蔵は前日15日夜の部から休演。ブログで急性咽頭炎であることを明かし、「アデノウィルスや菌が声帯に付着してしまい発声困難になりました」と症状を説明した。

 休演に伴い、松竹では「外郎売」の演出を一部変更。開演約11分後、本来は曽我五郎(海老蔵)に連れられて貴甘坊が登場するが、市川新蔵に連れられての登場に変更。開演約14分後、海老蔵の口上は工藤祐経(中村梅玉)の口上に変更。開演約19分後、五郎の「そもそも早口の始りは」に続く貴甘坊の早口言い立ては、虎屋番頭(新蔵)の「そもそも-」からの早口言い立てに変更。開演約28分後、五郎、貴甘坊と奴との立ち回りは、貴甘坊と奴との立ち回りに変更された。

 海老蔵は朝の投稿で「勸玄には本当に申し訳ない」と謝罪。勸玄くんは「大丈夫だよ。パパからもらった金メダル今日もっていく 緊張しているのではなくてね、パパをそばに感じるでしょ」と出発し、楽屋で海老蔵の「鏡台を使いたい」と望んだという。

 大任を果たした勸玄くんが帰宅すると、海老蔵は「ただただありがとう。そしてごめん。涙」とつづった。

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