元モー娘。市井紗耶香 タトゥー消さず選挙戦…立民「特に問題ない」と見解

左耳裏のタトゥーを残したまま選挙戦に臨む市井紗耶香氏=東京・有楽町駅前
左耳裏のタトゥーを残したまま選挙戦に臨む市井紗耶香氏=東京・有楽町駅前
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 21日に投開票が行われる第25回参議院議員選挙が4日、公示された。立憲民主党から比例代表で立候補した元モーニング娘。の市井紗耶香候補(35)は、同党の枝野幸男代表(55)らとともに東京・新宿駅前で演説会を行い、初の選挙戦に突入。左耳の裏に入っているタトゥーは消さないままだった。

 市井候補は「ただいまご紹介にあずかりました、市井紗耶香です。皆さんこんにちは!雨の中、ありがとうございます」と元気に第一声。「私がなぜ、今、こうして政治の道に行きたい、そう決意した理由は、政治の世界に子育ての当事者が少なすぎるからです!」とし、従来の主張である子育て支援の充実を訴えた。

 演説終了後には、ファンに声を掛けられる場面もあった。第一声の感想を問われると「緊張しましたが、自分の言葉は伝えられたと思います」とニッコリ。初体験となる選挙戦のスタートを迎え「身が引き締まる思いです。自分の言葉で伝えていきたい」と心境を口にした。

 市井候補は体の数カ所にファッションでタトゥーを入れていることでも話題。ボクシング・井岡一翔選手が、6月に行われたWBO世界スーパーフライ級王座決定戦で、JBCの規定によりタトゥーを隠して試合を行ったように、国内ではいまだタトゥーへの反感は少なくない。

 市井候補はこの日、自身のタトゥーに対する質問には答えず。それでも、同党所属の手塚仁雄衆院議員(52)は本紙の取材に応じ「(タトゥーを入れたのは)若い頃の話だし、本人もそれを出そうとも隠そうともしていない。党としては、タトゥーが入っているから認めない、というようなことはなく、特に問題ない」と“公認”の立場を示した。

 また手塚氏は、選挙戦初日を迎えた市井候補について「さすがですよね。大舞台に慣れているし、落ち着いてしゃべれている」と絶賛した。

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