橋幸夫 ファン1000人にデュエット曲を披露…デビュー60年目
今月6日からデビュー60年目に突入する歌手の橋幸夫(76)が3日、自身初のデュエットベスト「60周年記念デュエットベスト~星よりひそかに 雨よりやさしく~」をリリース。都内で行われた全国ツアーでファン1000人に収録曲を生披露した。
橋は1960年7月5日にシングル「潮来傘」でデビュー。国民的スターとして、船木一夫(74)、西郷輝彦(72)とともに「御三家」と呼ばれた。初のデュエットシングルで女優の吉永小百合(74)と歌った「いつでも夢を」(62年)は第4回日本レコード大賞を受賞するなど、デュエット曲にも多数のヒット曲がある。
橋はコンサートで21曲のアルバム収録曲の中から、81年に発売した金沢明子(64)との「昭和音頭」を金沢とともに初披露。18年に発売した最新シングル「君の手を」をパートナーの林よしこと歌唱し、3人で「いつでも-」を披露した。
橋は「両手に花?いいんじゃない。デュエットは楽しいよ」とご満悦。歌の世界を振り返り「世相が変わったよね。あまりに速くて追いついていけないけど、歌は新しいものばっかりじゃないし、いいものはいい。(ファンの)皆さまも自分自身の歴史のように覚えている。うれしいですよ」と笑顔を見せた。
橋は60年目に突入するにあたり「長い年月ですよ。いろいろありました。60周年は一つの区切り。元気でやれるだけやりたい。元気老人を増やしていけたら。元気を取り戻せるよう、頑張ります」と誓った。