俳優の志尊淳（２４）が１４日、東京・丸の内ピカデリーで行われた映画「潤一」の舞台あいさつに出席。共演の藤井美菜（３０）、夏帆（２７）、原田美枝子（６０）らと登壇した。

　今作品は関西テレビの主演ドラマ「潤一」（関西ローカル、７月１２日スタート。金曜、深夜１・５５）で、この日から１週間限定での劇場先行公開となっている。仏・カンヌで今春開催された国際ドラマ祭「カンヌシリーズ」で公式上映され話題を呼んだ作品で、今回の期間限定での映画化が実現した。

　志尊が演じるのは、無職・宿無し、女から女へ気まぐれに渡り歩く主人公・潤一。出産を控えた妊婦（藤井）や、亡くなった夫の不倫を疑う未亡人（原田）ら、孤独な６人の女たちを虜にする妖艶な青年役で、自身初のヌードに挑戦し、官能的なベッドシーンを披露している。

　夏帆は、妹の旦那と寝る姉・環役で、潤一と刹那的な恋に落ちる。この日のキャスト紹介で、司会者から「妹の夫と寝る…」と紹介され、「すごい役ですよね」と思わず苦笑。「撮影初日から、なかなか飛ばしてきました」といきなり濃厚シーンからスタートしたことを振り返り、今作の広瀬奈々子監督（３１）が１５年に夏帆が出演した映画「海街ｄｉａｒｙ」（是枝裕和監督）で監督助手を務めていたことに触れ、「『海街－』でご一緒させて頂いた方たちは私にとって家族のような印象なんですが、こういうシーンを演じるのは、何だかすごく気恥ずかしくて。お父さんに見られてるみたいな」と笑いを誘った。

　志尊は、「夏帆さんとは衝撃的なシーンを演じました。（撮影前に）お互い『宜しくお願いします』とあいさつしてから、その１０分後には、『あァ…』みたいな」と、舞台挨拶終了後に上映を楽しむ観客の好奇心をあおっていた。