タレントの藤井隆が９日、ＮＨＫ「あさイチ」で、前日に続いての“藤井ワールド”を展開。博多大吉を更に困惑させた。藤井は、現在舞台上演で番組を欠席している華丸の代打として、１１日まで番組に出演する。

　前日のピンチヒッター初日も、いきなり「おしん」の朝ドラ受けを行い、大吉を困らせた藤井。この日も冒頭、いきなり無表情で豚のぬいぐるみを抱いて登場した。

　この日の朝ドラ「なつぞら」では、東京へ向かいたいと柴田家から家出したなつが、川で釣りをするクラスメートの天陽と出会い、分けてもらった魚を抱えるシーンが放送されたことから、藤井は思わずスタジオにあった豚を抱えてしまったという。

　これに苦笑した大吉は気を取り直し「もとに戻ればいいのにね、意地張らず」となつに呼び掛け、藤井も「心配です」と呼応。そんな藤井のたたずまいに、大吉は思わず「ぼくの思い違いならいいですけど、あなたあと３日。寂しい気持ち、悲壮感、名残惜しい空気が…」と登場２日目にして、すでに最後の出演を思い、寂しさがにじんでいると指摘。藤井は「使い捨てですよね」とすねて見せた。

　再び苦笑の大吉は「参りましょう、火曜日はクイズ特盛りです。今日の特集は？藤井君」とふると、藤井は「違います。プレミアムトークです。仙道敦子さんをお迎えして『湯殿山麓呪い村』について伺います」と仙道が出演した３０年以上も前の映画のタイトルを言いだし、大吉も「違います」。藤井は登場初日の前日も、チーズ特集にも関わらず「昭和の歌姫・中森明菜さんです」など無関係の番組紹介を行い、スタジオを爆笑させていた。