郷ひろみ 一夜限りのスペシャルコンサート 構想3年 2千人に17曲
歌手の郷ひろみ(63)が27日、東京文化会館で一夜限りのスペシャルコンサートを開催し、昨年12月25日に食道がんの手術を受けていたことを明かした野口五郎(63)について言及した。
1970年代に自身と同じ新御三家と呼ばれ、切磋琢磨(せっさたくま)してきた野口が11日に、初期のがんを切除していたと報告。昨年5月の西城秀樹さんの葬儀で会ったのが最後という郷は「本人と連絡は取っていないけど、大事には至らないと確信している。強い心を持って、立ち向かっていく意思表示をしたのは僕自身、勇気づけられた」と、公表に踏み切った戦友に思いをはせた。
郷自身は健康診断を欠かさず、関係者が「健康マニア」と口をそろえるほど体調管理を徹底している。
この日、開催したのは約40年間、毎年の恒例となっている全国ツアー、ディナーショーに続く3本目の柱として立ち上げた公演。構想3年で“クラシックの聖地”にビッグバンドを呼び、華道のパフォーマーやダンサーら約70人が登場するスケール感たっぷりのステージで「GOLDFINGER’99」「言えないよ」など17曲を披露。ファン2000人を酔わせた。