永野芽郁主演、4月スタートの朝ドラは異色 脚本家、印象的な造語も考案

 ドラマ『半分、青い。』主演の永野芽郁 
 笑顔で手を振る(左から)滝藤賢一、永野芽郁、松雪泰子、矢崎由紗(手前中央)=NHK放送センター(撮影・園田高夫)
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 女優の永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(総合、4月2日スタート、月~土、前8・00)の第1週分の完成試写会が9日、都内の同局で行われた。

 ヒロインが脚本の北川悦吏子氏(56)による造語「ふぎょぎょ」を口癖にしており、流行語大賞に選ばれた同じ朝ドラ「あまちゃん」(13年放送)のセリフ「じぇじぇじぇ!」を思わせる印象度。胎児時代から物語がスタートし、永野が本格的に登場するのが第3週以降になる異色のストーリー展開も明らかとなった。

 “第2のじぇじぇじぇ”となるか-。「ロングバケーション」「ビューティフルライフ」などで知られる北川氏が、印象的な造語「ふぎょぎょ」でヒロインの驚きを表現した。

 ヒロインの地元・岐阜の方言「やってまった(やってしまった)」との“二刀流”の口癖で、永野は「私自身ははやらせたいと思ってはいなかったですけど…」と前置きし、続けた。「いろんなところで使ってもらって、世の中にはやっていったら『半分、青い。』の魅力を知ってもらうことができるのかなと思って、大事にそのセリフを言ってます」。

 「あまちゃん」のようにヒロインの口癖が話題となり、間口を広げた朝ドラも多い。制作統括の勝田夏子氏は「言葉の魔術師ならでは」と太鼓判。北川氏は初期の代表作に造語をモチーフにしたドラマ「世にも奇妙な物語」の一編「ズンドコベロンチョ」があり、持ち味の遊び心が生きている。

 物語も、まさに“ふぎょぎょ”な展開。近年はヒロインの子役時代からスタートする作品がほとんどだが、今作では母親のおなかにいる胎児として登場。勝田氏によると、朝ドラでは初という。

 CGの胎児に声を吹き込んだ永野は「人生で初めて胎児に声をいれまして。監督が『赤ん坊っぽく』とリクエストしてきたんですけど、赤ん坊しゃべらないし…。結構、悩みました」と苦笑い。永野の本格的な登場も第3週以降と異例の遅さで、異色の朝ドラとなっている。

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