フジ社長 村田の世界戦「国民の関心事」で選挙に優先 高視聴率で「いい編成」

 フジテレビの社長会見が27日、東京・港区内の同局で行われた。今月22日に、衆院総選挙と、プロボクシングの村田諒太が出場した世界戦が同日の実施となり、村田の試合が行われている間はボクシングを優先させた編成について、宮内正喜社長は「現時点で国民の一番の関心事が何であるか」という基準で編成をした結果だと振り返った。

 22日に放送された「プロボクシング・WBA世界ミドル級選手権 アッサン・エンダム×村田諒太」第2部(午後8時14分~)の関東地区平均視聴率は20・5%(関西22・7%)だった。随所に衆院選の開票速報も挟むというアクロバティックな放送を展開した。村田の勝利インタビュー中には、画面下で、秘書への暴行・暴言問題で自民党を離党した豊田真由子氏の落選確実も伝えた。

 宮内社長は「ボクシング中継と選挙報道、それに加えて台風もあったわけですので、フジテレビの編成方針としては、『現時点で国民が一番関心事が何であるか』ということを基本に番組編成をしたつもりでございます」と振り返った。そのタイミングごとに注目を集める情報を報じたことに、「結果として難しい調整をいい編成バランスでできた」とし、視聴率の面でも「その編成が功を奏したと思っております」と語った。

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