籠池氏、昭恵夫人から「口止めともとれるメール届いた」と証言

 「森友学園」に国有地が格安で売却された問題で、学園理事長の籠池泰典氏の証人喚問が23日、参院予算委員会で始まった。籠池氏は、国会でこの問題が取り上げられるようになった頃から、安倍晋三首相夫人の昭恵さんから、籠池氏の妻へ「口止めともとれるメールが届いた」と証言した。また、小学校の認可申請から国有地の買い受け、校舎建設に至るまでについて、政治的関与があったのかという質問にも「あったのだろうと認識しています」と証言した。

 籠池氏は小学校設立認可を取り下げは顧問弁護士の指示だったとし、「断腸の思いだった」と心境を吐露。その後も「事態が改善することもなく、私だけを悪者にするような政府要人や大阪府知事の対応に、何かおかしいと気づき始めた」とも証言。今年3月15日に顧問弁護士が突然辞任したことにも「何があったか理解できない」と訴えた。

 またこの問題が国会で取り上げられた頃、籠池氏の妻のもとへ昭恵夫人から「御夫妻が大変なことは想像がつきますが、主人も大変なことに巻き込まれたということも理解頂きたい」「私が関わったと言うことは裏で何かあったと思われる」など、「口止めともとれるメールが届きました」と証言。「あんなに開校を楽しみにしてくれ、考えに共鳴してきくれ熱意素晴らしいという話を総理も仰っていたのに、どうしてなのかという思い」と無念さもにじませた。

 陳述の最後には「とがげのしっぽに罪を被せるのでは無く、その他の関係の方もお呼び頂き、真相を究明してほしい」と訴えた。

 また、小学校の認可申請から国有地の買い受け、校舎建設に至るまでについて、政治的関与があったのかという質問にも「国有地取得につきまして政治的関与という内容、あったのだろうと認識しています。さまざまな長短あろうと思いますが都度都度で政治的関与あったと思っております」と証言した。

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