宝塚歌劇団小川理事長、理想のトップスター像に言及

 宝塚歌劇団の小川友次理事長(60)が12日、兵庫県宝塚市内の同劇団で会見し、さらなる飛躍を宣言した。2014年に創立100周年で盛り上がりを見せたが、その後も勢いは落ちず、劇団史上初の3年連続で動員が270万人を越えたことも明かした。「正直ピークを100周年に考えていたので、昨年は厳しい状況になるかと思っておりましたが、作品にも恵まれ多くの方に来ていただけた」と笑顔を見せた。

 小川理事長は、海外からは東京五輪を控え、日本独自のコンテンツとして注目を浴びていることから「もう少しアジアを攻めたい」と海外進出にも意欲的。さらには五輪の開幕式についても「うちがやりたいと言ってもやれるもんじゃない。でも協力要請があれば、2020年はまだ決まっておりませんので、スケジュールが合えば」と語った。

 昨年は月組の龍真咲と星組の北翔海莉の2人のトップスターが退団し、今年は新たに2人のトップが誕生。月組の珠城りょうは現在本拠地の宝塚大劇場でお披露目公演中。星組の紅ゆずるも、東京国際フォーラムでトップとしての初主演作「オーム・シャンティ・オーム~恋する輪廻」を上演している。

 タカラヅカはトップスターを頂点としたピラミッド型の舞台。それだけに小川理事長は「トップになるのはそれぞれの生徒のタイミングがあり、ある種の天命のようなもの。一律にこの時期と言えるものではない」と、初舞台から9年目でトップに抜てきされた珠城を念頭に起きつつも、急激な若返りは否定。そのうえで「歌、ダンス、芝居といった技術はもちろんだが、今まで以上に人をひきつける人間性が重要になってくる」と理想のトップ像について言及。「5組あるので、いろんなタイプのトップがいるのが理想。それぞれのキャラも大切」と話した。

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