宝塚歌劇団記念公演、歴代スターずらり

 宝塚歌劇団100周年を記念した夢の祭典「時を奏でるスミレの花たち」が4日、兵庫県宝塚市内の宝塚大劇場で開幕した。現役5組のトップコンビはもちろん、八千草薫(83)、寿美花代(82)、有馬稲子(82)、鳳蘭(68)、大地真央(58)、黒木瞳(53)、真矢みき(50)ら歴代トップスター、OGら37人も出演。轟悠ら現役生徒が100年前の第1回公演「ドンブラコ」を復活させるなど祝祭ムード一色となった。

 オープニングから祝祭ムードは全開だった。MCの真矢みきが黒いシックなドレスのボレロのボタンに手をかけ「いつ脱ぐの、いまでしょ!」と宣言。金色のスパンコールで“100”と描かれた「今日のために作った」というドレスをドヤ顔で披露し、舞台を盛り上げた。

 歴代トップスターが歌とトークで100年の歴史を紡いだ舞台で、ひときわ歓声を集めたのが大地真央と黒木瞳のゴールデンコンビの29年ぶりに古巣で復活。他の歴代トップスターが舞台袖から登場する中、ただ一人競り上がりで登場するなど、スター・オブ・スターの風格を見せつけた。そんな大地の前では大女優の黒木もただの下級生に変身。キラキラ光る瞳で大地を見つめると、代表作の「ガイズ&ドールズ」のナンバーをデュエットした。

 真矢から当時の思い出で話を問われた大地は「ショーコ(黒木の愛称)を焼き肉に連れて行って、10人前食べたよね」笑顔。すると黒木は「いいえ。11人前です」と即座に訂正するなど丁々発止の掛け合いで、ゴールデンコンビと呼ばれた時代にタイムトリップした。

 65年ぶりにタカラヅカの舞台に立った有馬稲子を始め、同窓ばかりのメンバーでトークも盛り上がった。朝丘雪路(78)は「タカラヅカに入りたいといったら、父(日本画家の伊東深水)が3日くらいしたら、入れるようにしたからって。私、裏口なの」とあっけらかんと入学話をすると、さすがの真矢もタジタジ。「いやいや。そんな…」とウソかマコトか判明しない話に苦笑いしていた。

 また宝塚歌劇の第1回公演となった「ドンブラコ」も上演。ドンブラココーラスとして、3月に初舞台に立ったばかりの100期生の選抜12人も出演。大先輩と夢の競演を果たした。

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