「米女子ゴルフ・ＣＭＥツアー選手権・最終日」（２４日、ティブロンＧＣ＝パー７２）

　７１で回った畑岡奈紗（２０）＝森ビル＝は通算６アンダーで２５位だった。初日から首位の金世ヨン（韓国）が通算１８アンダーとして今季３勝目、通算１０勝目。賞金１５０万ドル（約１億６３００万円）を獲得した。既に年間最優秀選手に確定していた２４歳の高真栄（韓国）は１１位で、６９・０６２で最少平均スコア、２７７万ドル強（約３億円）で賞金女王のタイトルにも輝いた。畑岡の年間獲得額は９１万７２７３ドル（約１億円）で１８位。

　５バーディー、４ボギーで順位は一つ下がって２５位。畑岡は「いいプレーじゃなかったけど、やっとオフ」と表情を緩めた。１７番パー５では第２打をグリーン横まで運びながら第３打が傾斜で戻りボギー。「本当にもったいない」と悔やんだ。

　３季目の米ツアーは１勝したものの、メジャー５大会では予選落ち３度。賞金ランクは昨年の５位から１８位に下がり「もう少し成績を出したかった」。秋に帰国して臨んだ日本ツアーでは日本女子オープンなど大舞台で２勝。世界ランキングはトップ１０を保った。

　短いオフのテーマは小技と筋力アップ。来年の目標は「やっぱり東京五輪。メジャーで成績を残し（五輪で）金メダルを取れるように頑張りたい」と自覚を漂わせた。