“黄金世代”吉本ひかる悲願初V王手 徹底したパー5の攻め方「2オンは狙わない」
「女子ゴルフ・フジサンケイレディース・第2日」(27日、川奈ホテルGC富士C=パー71)
5位から出た黄金世代の吉本ひかる(20)=マイナビ=が5バーディー、ボギーなしの5アンダー66をマーク、通算7アンダーで単独首位に立った。最終日は最終組から悲願の初優勝を目指す。
圧巻は3つのパー5の攻め方。2オンは難しいため、第3打で得意なクラブを使える距離を残すよう徹底した。477ヤードの4番はティーショットで5番ウッドを使用。2打目をピンまで残り114ヤードに置き、これを9番アイアンで2メートルに乗せた。568ヤードの12番は残り93ヤードから第3打を打って1メートルにピタリ。470ヤードの16番は78ヤードの第3打を50度のウエッジで1・5メートルに寄せてスコアを伸ばした。
「パー5は2オンは狙わない。9番アイアンとかピッチングが得意なので、その距離を残すようにしている。4番はドライバーだとバンカーに入るので、クリークで打った」
最終日に逃げ切れば悲願のツアー初優勝となり、15年藤田光里の20歳212日を更新する20歳62での大会最年少Vという記録もついてくる。パワーは伊豆の新鮮な魚で充てん完了。「明日は先週の忘れ物を取りにいく感じです」。機は熟した。



