スピースとデイが松山を絶賛「ヒデキは絶好調」「今週メジャー初優勝を手にする」

マレット型パターを使って練習する松山英樹(撮影・小林信行)
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 「米男子ゴルフ・全米プロ選手権」(10日開幕、クウェイルホロー・クラブ=パー71)

 10日に開幕する今季メジャー最終戦、全米プロ選手権で初優勝を目指す松山英樹(25)=LEXUS=は9日、練習ラウンドを行わず約2時間のショットとパッティングの練習で最終調整した。

 前週のブリヂストン招待で今季米ツアー3勝目を挙げ、最終日となった6日の夜に当地入りした松山。7日はハーフの9ホール、前日は18ホールを回り、チェックを済ませていることもあってか、この日はラウンドを行わず、体力を温存した。

 それでも練習場では精力的に動いた。パッティングの後はショットの練習。前日のホールアウト後にショットの感覚について「後戻りしている」と表現していたが、いつものように小刻みにクラブを替えながら約35分間、感覚を確かめた。

 ショットの練習を終えると、場所を移し、グリーン周りからのアプローチを練習。特にバンカーショットには25分の時間を割いた。およそ50球、さまざまな球筋でピンに絡ませていた。締めは再び、パッティングだ。終了間際にはそれまで使っていたピン型からマレット型に持ち替え、感触を確認した。

 松山が練習場に姿を現す前の午前9時、公式会見の場で松山を語ったのは、今大会で史上最年少の生涯グランドスラムを目指す24歳のスピースだ。記者からローリー・マキロイとのライバル関係を問われる質問の流れから同世代の選手について自ら言及。ジョン・ラームに続いて松山の名前を挙げ、「ヒデキはこの中で絶好調の選手としてここに来ているのは間違いない」と言い切った。

 スピースの1時間後に会見を行った15年覇者のジェイソン・デイは自身が20代半ばだったころと今の松山の状況に関する質問を受け、「彼は先週(ブリヂストン招待の最終日に)61を出した。彼がメジャーでの優勝を欲しているのは彼を見ていれば分かる。来る日も来る日も練習場でボールを打ち、パッティングをしている。だれよりも遅く練習場にいる選手なのです」と松山の練習の虫ぶりを紹介。言葉の壁にも触れながら「今年は3勝しているし、先週、勝っていい流れができているし、このコースのセッティングは彼にとってパーフェクトだ。ここでメジャー初優勝を手にする流れはできている」と断言した。

 また、6月の全米オープンでメジャー初優勝を飾ったケプカも自身の前に立ちはだかる選手の一人としてジョーダン、マキロイ、ジャスティン・トーマス、リッキー・ファウラーとともに「ヒデキ」を挙げた。

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