栃ノ心が平幕優勝! 大ケガ乗り越え苦節12年 歓喜の涙
大相撲初場所は平幕の栃ノ心が初優勝で幕を閉じた。2013年には大ケガで幕下に降下する苦難を味わったが、見事にはい上がり、チャンスをつかんだ。ジョージア出身では初めてで、欧州出身では3人目となった。
公開日:2018.1.29
栃ノ心の故郷ジョージアの実家では27日、母ヌヌさん(51)や妻ニノさん(30)らがインターネットの動画中継で観戦し、涙を浮かべて祝った。
栃ノ心の故郷・ジョージアも初Vに歓喜 母「教会で勝利祈っていた」
春日野部屋として46年ぶりの優勝。「自分(が春日野)の時にこんなことがあるとは思わなかった。ろくな親方じゃないから反面教師にして頑張ってくれたのかな」と、自虐ネタも交えて喜びをかみしめた。
春日野親方 栃ノ心の優勝に目潤ませ感慨「反面教師にしてくれたかな」
14勝1敗で有終締め 母国から国民栄誉賞も
「大相撲初場所・千秋楽」(28日、両国国技館) 14日目に初優勝を決めた前頭三枚目の栃ノ心(春日野)が同5枚目の遠藤(追手海)を押し出しで下し、14勝1敗で初場所を終えた。
栃ノ心の優勝インタビューに温かい拍手 前場所V白鵬は万歳三唱で物議
前十字じん帯断裂などの大けがを乗り越えての栃ノ心の日本語でのインタビューは「本当にうれしい」という喜びと、応援してくれる周囲への感謝を示すものに終始し、国技館が温かい雰囲気に包まれた。
栃ノ心の優勝インタビューに温かい拍手 前場所V白鵬は万歳三唱で物議
母国ジョージアでは初の優勝力士誕生に大統領、首相らがお祝いのメッセージを送るなど盛り上がりを見せており、同国の駐日大使は日本の国民栄誉賞に値する賞が授与される可能性があることを明かした。
栃ノ心、国民栄誉賞も!?ジョージア大統領も祝福 遠藤破って有終締め
不祥事が続いている角界において、初優勝を果たし感激の涙を流す栃ノ心の姿は明るい話題になりましたね。来場所以降も楽しみです。協会は暴力根絶の対策をしっかりと果たしてもらいたいです。