栃ノ心が平幕優勝! 大ケガ乗り越え苦節12年 歓喜の涙 

 大相撲初場所は平幕の栃ノ心が初優勝で幕を閉じた。2013年には大ケガで幕下に降下する苦難を味わったが、見事にはい上がり、チャンスをつかんだ。ジョージア出身では初めてで、欧州出身では3人目となった。

公開日:2018.1.29

2015年3月16日デイリースポーツ紙面

 「大相撲春場所・8日目」(15日、ボディメーカーコロシアム) 平幕の栃ノ心が横綱日馬富士をはたきこみで破って、うれしい初金星を獲得した。

復活、栃ノ心 日馬富士を破って初金星

 13年7月に徳勝龍戦で右膝のじん帯を負傷して途中休場。翌場所から3場所連続で全休して番付は幕下55枚目まで急降下した。復帰後は瞬く間に幕内上位にカムバック。そして金星ゲットと復活の道のりを力強く歩んでいる。「もう戻ってこれないと思った」と絶望のどん底からはい上がってきた。

復活、栃ノ心 日馬富士を破って初金星

2016年名古屋場所で新関脇に 三役経験者として幕下転落後の昇進は昭和以降初

 日本相撲協会は27日、大相撲名古屋場所(7月10日初日・愛知県体育館)の新番付を発表し、2場所連続で13勝を挙げ、綱とりに挑む大関稀勢の里が先場所に続いて東の正位に就いた。ジョージア出身の栃ノ心は同国初の新関脇になった。栃ノ心は昭和以降初めて、三役経験者として幕下転落後に新関脇。

綱とり稀勢が東の正大関 魁聖、栃心は新関脇

 新関脇の場所は6勝9敗で負け越しだった。西前頭3枚目で迎えた2018年の初場所。元日馬富士の暴行事件に絡んで処分を受け、横審から苦言を呈された張り手やかち上げを封印して臨む白鵬、4場所連続休場から再起を期す稀勢の里、進退をかける鶴竜に注目が集まった中、誰もが予想できなかった快挙を成し遂げる。

2018年初場所 序盤から6連勝、V争いへ

栃ノ心1敗対決制した 御嶽海を豪快つりだし!「一つ一つ集中」

 「大相撲初場所・9日目」(22日、両国国技館) 平幕栃ノ心が関脇御嶽海との1敗対決を制し、勝ち越しを決めた。怪力で豪快につり出して優勝戦線に生き残った。

栃ノ心1敗対決制した 御嶽海を豪快つりだし!「一つ一つ集中」

 白鵬、稀勢の里は序盤で休場。6連勝スタートを決めた栃ノ心は7日目に全勝の鶴竜に敗れるも、9日目に早くも勝ち越し。優勝戦線に生き残り、注目され始める。

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