栃ノ心が平幕優勝! 大ケガ乗り越え苦節12年 歓喜の涙 

 大相撲初場所は平幕の栃ノ心が初優勝で幕を閉じた。2013年には大ケガで幕下に降下する苦難を味わったが、見事にはい上がり、チャンスをつかんだ。ジョージア出身では初めてで、欧州出身では3人目となった。

公開日:2018.1.29

12日目で単独トップ、春日野部屋で過去の傷害事件発覚も無心貫く

栃ノ心 平幕Vへ単独トップ 1敗死守で賜杯争いリード「自分の相撲を取る」

 「大相撲初場所・12日目」(25日、両国国技館) 横綱鶴竜が遠藤に押し出されて連敗を喫し、関脇玉鷲を寄り切って1敗を守った幕内栃ノ心が単独トップに立った。12日目終了時点で平幕が単独トップなのは2004年夏場所の北勝力以来。

栃ノ心 平幕Vへ単独トップ 1敗死守で賜杯争いリード「自分の相撲を取る」

 角界にまた新たな不祥事が発覚した。大相撲の春日野部屋に所属していた力士(23)が弟弟子(22)の顔を殴って傷害罪で起訴され、2016年6月に懲役3年、執行猶予4年の有罪判決が確定していたことが24日、関係者への取材で分かった。

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 鶴竜が11日目から3連敗し、栃ノ心が単独トップに浮上する。所属する春日野部屋の過去の傷害事件が発覚したが、「そういうのは考えない。自分の相撲をやる」と集中力は乱れなかった。

男泣き!初優勝決めた! 6年ぶりの平幕V、春日野部屋に46年ぶり賜杯

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 「大相撲初場所・14日目」(27日、両国国技館) 前頭三枚目の栃ノ心(春日野)は同9枚目の松鳳山(二所ノ関)を下し、初優勝を飾った。平幕優勝は12年夏場所の旭天鵬以来6年ぶりで、14日目の平幕優勝は01年秋場所の琴光喜以来17年ぶり。

栃ノ心、涙の初優勝「親方にありがたい気持ち」平幕では6年ぶり

 「いつか優勝したいと思ったが、今場所、この日が来るとは思わなかった」

【一問一答】栃ノ心、涙の初優勝「この日が来るとは思わなかった」

 「テレビ電話で泣きながら話しました」

【優勝インタ】栃ノ心初優勝「テレビ電話で泣きながら話しました」

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