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聖火リレーの最終走者はベッカム?

 5月、英国海軍航空基地で、聖火を手に笑顔を見せるベッカム(AP=共同)

 開会式での注目は、聖火リレーの最終走者を誰が務めるか。英メディアやブックメーカー(賭け屋)は、サッカーの元イングランド代表主将デービッド・ベッカムや、ボートで五輪5大会連続金メダルのスティーブン・レッドグレーブ氏を有力視している。

 37歳のベッカムは五輪の親善大使を務め、アン王女らと聖火をギリシャから運んだ。大物感と人気を兼ね備えるが「五輪代表の一員になれれば素晴らしい」と、24歳以上のオーバーエージ枠での英国代表入りへ強い意欲を持っている。代表に入れば、開会式前日の26日夜に1次リーグ初戦を迎える。

 50歳のレッドグレーブ氏は実績では申し分ないが、本人は「私は賭け屋の1番人気。最終走者はサプライズが必要だ。私では驚きがなく、誰も要請してきてない」と否定的だ。

 1954年に陸上男子1マイル(約1600メートル)レースで初めて4分の壁を破り、現在83歳の伝説的選手ロジャー・バニスター氏や、自転車男子トラックの五輪金メダリスト、クリス・ホイや飛び込み男子のトーマス・デーリーら現役選手の名前も挙がっている。

(2012年6月27日)

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