ホーム > スポーツ > ロンドン五輪バックナンバー

男子バレー清水復活!韓国下し4位に

 第1セット、スパイクを決める清水

 「バレーボール男子・五輪最終予選、日本3‐2韓国」(2日、東京体育館)

 2大会連続の五輪出場を狙う世界ランク15位の日本は、途中出場の清水邦広(パナソニック)の活躍などで20位の韓国を3‐2で下し、2勝1敗の勝ち点5で4位となった。韓国は3連敗で1。オーストラリアとセルビアが、ともに3連勝で勝ち点9とした。大会は8チームによる総当たりで行われ、1位と、残り7チームのうち、アジアの最上位が五輪切符を獲得する。

 日本が誇る“左のエース”が、苦しむチームを救った。第1セット、10‐12とリードを許す展開に、植田監督は清水の投入を決断した。

 3月末に右足首を手術。万全ではないため、開幕戦で一瞬出場しただけだが、さい配がズバリとはまった。要所で力強いスパイクを決めると、24‐22から強烈なバックアタックで第1セットを奪う原動力となった。

 第5セットは先制のスパイクに、中盤では見事なブロックで流れを引き寄せた。“右のエース”福沢の21得点に次ぐ、チーム2位の13得点。手術の時には「最終予選には間に合わない」と医者から言われたが、奇跡的な回復で間に合わせた。復活を感じさせる内容に「ああいう場面で流れを変えられてよかった。勝ててよかった」と、安どの表情を浮かべた。

 フルセットで勝ったため、積み上げた勝ち点は2。3連勝のセルビア、オーストラリアとの勝ち点差は4に広がった。6日は、世界ランクでアジア最上位(10位)の中国戦。絶対に負けられない戦いは続くが、エースの復活を追い風にしてみせる。

(2012年6月6日)

ソーシャルブックマーク・RSS・google+1・twitter・Facebook







Copyright(C) 2011 デイリースポーツ/神戸新聞社 All Rights Reserved.
ホームページに掲載の記事、写真などの無断転載、加工しての使用などは一切禁止します。ご注意下さい。
当サイトは「Microsoft Internet Explorer 4.x」「Netscape Navigator/Communicator 6.x」以上を推奨しています
Email : dsmaster@daily.co.jp