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エース木村が完全復活!日本2連勝

 第1セット、スパイクを決める木村

 「バレーボール五輪世界最終予選兼アジア予選女子大会第2日、日本3‐0台湾」(20日、東京体育館)

 3大会連続の五輪出場を目指す世界ランキング3位の日本は、同28位の台湾に3‐0で快勝し、2連勝で勝ち点6とした。日本は、木村沙織(25)=東レ=や江畑幸子(22)=日立=のアタックなどで着実に得点した。22日の第3戦でタイと戦う。ロシアは3‐0で韓国を下し、2連勝で勝ち点6。韓国は3。タイはセルビア、キューバはペルーに3‐0で快勝し、ともに勝ち点3を得た。

 エースが躍れば、チームは乗る。第3セット、最後は木村が強烈なスパイクを突き刺した。前日のペルー戦ではサーブで狙われ、スパイク決定率26%に封じられたが、台湾戦では大爆発。「今日はしっかり修正できた」と、“サオリン”スマイルを見せた。

 第1セットでは9‐9の緊迫した場面で3連続ポイントをマークするなど、スパイク決定率は53%を記録。加えてチーム最多の3本のサービスエースなど獅子奮迅の活躍で、連勝に導いた。

 チームの浮沈は、その右腕に懸かっている。大会前、真鍋監督は木村に「世界一のサイドプレーヤーになれ!!」と、ハッパを掛けた。「ロンドンで勝つには木村のプレーがカギ。トップとしての自覚を持って欲しい」。木村も責任の大きさは感じている。「ぶれずにチームをプレーで引っ張っていきたい」と、きっぱり言ってのける。

 「昨日よりも調子が上がってきた。もっともっと上げていきたい」。盤石の連勝発進で、3大会連続の五輪、そして世界の頂点へ、一丸となって突き進む“火の鳥ニッポン”。その中心には頼れるエースがいる。

(2012年5月21日)

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