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エース江畑、流れ呼んだ!日本圧勝発進

 ペルーにストレート勝ちし、ハイタッチで喜ぶ日本代表

 「五輪世界最終予選兼アジア予選女子大会、日本3-0ペルー」(19日、東京体育館)

 3大会連続五輪出場を狙う日本は初戦でペルーを3‐0で下し、勝ち点3を得た。日本は江畑幸子(日立)の活躍で第1セットを25‐13で奪取。その後も要所で江畑らが決めて25‐21、25‐18で押し切った。大会は8チームが1回戦総当たりで対戦。日本は3位までに入るか、4位以下でもアジア上位になれば五輪行きが決まる。

 3大会連続の五輪切符へ、日本が力強く船出した。南米予選準優勝のペルーをストレートで下し、真鍋監督は「まずは勝てて良かった。ホッとしています」と安どの表情。初戦のプレッシャーをはね返した。

 第1セット。動きの硬かった日本に流れを呼んだのは、ダブルエースの1人、江畑だった。勝負どころで鋭いスパイクを決めると、得意のバックアタックも連発。「どんなトスも無駄にしないようにと思っていた」。チームを活気づけると、終盤にはスタメンに抜てきされた山口が躍動した。

 チームトップのスパイク決定率52%で、粘るペルーを振り切る原動力となった。「スタメンを伝えられたのは今朝。いつでも行ける準備はしていた」。もう1人のエース・木村がサーブ、レシーブに苦しみ、スパイク決定率が26%に抑え込まれる中で、2人が存在感を見せつけた。

 同じてつは踏めない。昨年のW杯では初戦のイタリア戦で敗れた。結局4位となり、五輪出場権を逃した。真鍋監督は「五輪で金メダルを目指すために、最終予選は1位突破がノルマ」と目標を設定。格下相手に取りこぼすわけにはいかなかった。

 次の台湾戦から、重要なアジア勢との3連戦が始まる。「同じアジアなので負けられない」と江畑。夢舞台へ、“火の鳥ニッポン”がノンストップで突き進む。

(2012年5月20日)

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