【大相撲秋場所】豊昇龍はたくさん稽古して自信取り戻すこと 自分の型をこれからつくるのは難しい 霧島は2場所連続優勝を目指す方が 武蔵川親方が展望
「大相撲秋場所」(13日初日、両国国技館)
大相撲秋場所は13日に両国国技館で初日を迎える。横綱豊昇龍が3場所連続で休場する中、大関霧島の先場所に続く綱とり、関脇熱海富士の大関昇進挑戦が大きな焦点に。15日間の満員札止めが確実な情勢で、デイリースポーツ評論家で元横綱武蔵丸の武蔵川親方が展望した。
◇ ◇
豊昇龍は休場か。状態は分からないし、横綱本人の問題だから何も言えない。でも流れはずっと良くなかったよね。
相手によって相撲を変える器用さは、言い換えれば自分の型がないということ。平幕にはごまかせても、上位と取組が続くと厳しい。体が大きくないから、頭をつけて前みつを引く相撲を磨けばいいと僕は思っていた。だけど今からケガを治して、型をつくるのは難しいんだよな。
豊昇龍に力がなくなったわけではない。まずはケガを治して稽古することだ。たくさん稽古して、自信を取り戻すことから頑張ってほしい。
大の里は優勝を目指さないといけない。先場所は苦しくても最後まで出て、心は鍛えられたと思う。稽古でもろ差しに取り組んでいたと聞いたけれど、それは体の小さなお相撲さんのすること。大きな体を生かして、馬力で勝つ相撲を貫いてほしいな。
霧島は今場所も綱とりか。引きのばしすぎだな。振り出しに戻して、今場所から2場所連続優勝を目指す方がいいと思う。僕は全勝(1994年7月場所。5月場所は12勝)しても上がれなかった。昇進が甘くなると上がってから苦労するよ。
安青錦は関取と相撲を取らないまま本場所に出るらしいね。僕だったらあり得ないし、怖くて休むよ。いきなり本場所で相撲を取って、ケガしないか心配だ。
大関とりの熱海富士は立ち合いを直してほしい。きちんと手をつかないとダメだ。これは師匠が言ってやらないといけない。昇進条件をクリアしても、相撲内容が悪いと格好がつかないからね。
誰が優勝するかは始まってみないと分からない。ただ、琴桜も入れて横綱と大関が優勝を争う場所を期待したい。涼しくなって体調管理もしやすいから、皆がケガしないでいい相撲を取ってほしい。
