大阪桐蔭 死闘制し4強 国学院栃木の猛攻凌ぎきった 同点後半26分、パスつなぎFB須田が千金トライ「勝ちへの執念が出た」

 「全国高校ラグビー・準々決勝、大阪桐蔭14-7国学院栃木」(3日、花園ラグビー場)

 準々決勝が行われ、大阪桐蔭(大阪第3)、京都成章(京都)、3連覇を目指す桐蔭学園(神奈川第1)、東福岡(福岡第1)が準決勝に勝ち進んだ。大阪桐蔭は国学院栃木(栃木)に14-7で競り勝ち、2大会ぶりの4強入り。京都成章は御所実(奈良)を23-12で退け、3大会ぶりの準決勝進出。桐蔭学園は前回準優勝の東海大大阪仰星(大阪第1)を32-22で下し、過去7度優勝の東福岡は東海大相模(神奈川第2)を21-17で退け、2大会ぶりに4強入りした。5日の準決勝は東福岡-京都成章、大阪桐蔭-桐蔭学園の顔合わせ。

 大阪桐蔭フィフティーンの足は最後まで止まらなかった。肩で息をしていても、まだ動き続ける。気力で最後までもつれた死闘をものにした。

 7-7の同点で迎えた後半26分。敵陣7メートルの左中間ラックからパスをつなぎ、FB須田琥珀(3年)が右隅に勝ち越しのトライを決めた。「自分が取り切ってやると思った。勝ちへの執念が出た」。疲労がたまった肉体にむちを打ち、インゴールへと飛び込んだ。

 試合終了まであと数分でリードを奪った。ただ、勝利の女神はそう簡単にはほほ笑まない。勝ち越し直後から国学院栃木の連続アタックを浴びる。左右に展開されながら15フェーズに及んだ攻撃に、必死に体をぶつけ続けた。中央に向かって仕掛ける相手の攻撃を左にいなすと、最後はこぼれたルーズボールを拾って外に蹴り出してゲームセット。「息は切れていたけど足は動いた」と須田は胸を張った。

 「花園は走らないと勝てない」。前回大会は8強で敗退し、メンバーはスタミナの重要性を痛感していた。花園予選前に選手たちから綾部監督に走り込みメニューを取り入れることを要望。息が切れた状態でタックルを繰り返す練習で極限まで肉体をいじめ抜き、その鍛錬が試合終了間際の粘り強いディフェンスに結実した。「走られても走り返す。めちゃくちゃ走ってきた」と主将のCTB手崎颯志(3年)。緊迫した試合展開で体力は削られていたが、体は勝手に動いていた。

 2年ぶりの4強入りを遂げ、次戦の相手の前回王者の桐蔭学園。今大会、2回戦で常翔学園、準々決勝で東海大大阪仰星が同校の前に屈した。「必ず勝ちます」と須田。大阪勢最後のとりでとして意地を見せつける。

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