高校ラグビー 東海大仰星 137-0!圧倒21トライの爆勝発進 小池「自分たちのやることに集中」屈辱ノーシードから頂点へ

 「全国高校ラグビー・1回戦、東海大大阪仰星137-0坂出第一」(27日、花園ラグビー場)

 開幕して1回戦10試合が行われ、前回準優勝の東海大大阪仰星(大阪第1)は坂出第一(香川)に137-0で大勝した。常翔学園(大阪第2)は茗渓学園(茨城)を41-29で下した。初出場の慶応志木(埼玉第2)は48-12で青森山田(青森)に、早実(東京第2)は石見智翠館(島根)に39-14で、それぞれ勝った。記念大会で例年より5校多い56校が参加。決勝は来年1月7日に行われる。

 最後まで東海大仰星フィフティーンは手を緩めなかった。試合終了のホイッスルが鳴っても、表情は引き締まったまま。大会史上初の“下克上”へ、戦いが幕を開けた。

 21トライを挙げて、137-0で圧勝。“スピードスター”のWTB小池慶太郎(2年)が自慢の脚力で試合の流れを引き寄せた。12点リードで迎えた前半8分。自陣インゴールでボールを受けると一気に加速した。華麗なステップで2度相手のタックルをかわし、ゴールラインまで一直線。どよめきに包まれながらトライを決めた。50メートル走5秒9の快足で約100メートルを一人で駆け抜け「きつかったですね」と苦笑い。計3トライの活躍で大勝に貢献した。

 父は7人制の元日本代表でヤマハ発動機などでプレーした善行さん。「気づいたらボールに触っていた」と父の影響でラグビーを始めた。「尊敬している」と目標の選手として背中を追う中、大舞台で躍動を遂げた。

 7大会連続25度目の出場で前回準優勝ながら、今大会は初めてシードを外れた。ノーシードからの優勝は前例がないが、花園に新たな歴史を刻むチャンスでもある。「準備してきたことをしっかりと出すだけ。自分たちのやることに集中する」と小池。次戦はシード校で今年2度敗れている佐賀工。圧勝で勢いに乗り頂点まで突き進む。

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