元横綱照ノ富士・伊勢ケ浜親方「一切悪い関係ありません」白鵬翔氏との確執否定 部屋継承「責任を感じる」
伊勢ケ浜部屋を継承した元横綱照ノ富士の伊勢ケ浜親方(33)が9日、都内の部屋で取材に応じ、日本相撲協会を退職した白鵬翔氏について言及した。一部で報道された確執については「この1年間を一緒にやってきて、周りのみんなが見てきたと思う。報道では面白おかしく書かれることはあるが、一切そういう悪い関係はありません」ときっぱり否定した。
退職したことには「角界に入るきっかけを作っていただいた先輩。この1年間はいろいろな話をした。残念な気持ち」と感想を吐露。外の世界から相撲発展に携わる白鵬氏に向けて「相撲が好きな大横綱でしたから、これからも恩返しができる活動をすると思う。頑張っていただけたらありがたい」と思いを語った。
この日は、前伊勢ケ浜親方の宮城野親方(元横綱旭富士)とともに継承会見を実施。今後は墨田区森下に新たな部屋を構える予定という。伊勢ケ浜親方は「歴史のある伊勢ケ浜を継承して責任を感じるし、今以上に強い部屋にしていかなければならない思い。期待に応えられるように精進したい」と所信表明した。