宮城野親方が約束「宮城野部屋を復興させていけるよう」 同名跡は白鵬氏弟子に
大相撲で歴代最多45回の優勝を誇る元横綱、元宮城野親方の白鵬翔氏(40)が9日、日本相撲協会を退職し、都内で会見した。今後は「世界相撲プロジェクト」を掲げ、実業家として同構想を推進する新会社代表に転身することを明かした。既にトヨタ自動車の豊田章男会長(69)から支持を取り付け、アマチュア界から相撲への献身を誓った。
宮城野親方(元横綱旭富士)が、同名跡を旧宮城野部屋力士に継承させると約束した。7月の定年後は、参与として協会に残る。白鵬氏の退職を「引き留めることができなくて大変申し訳ない」と残念がった。
そして「旧宮城野部屋の力士の中から名跡を継げる者が出てきたら、その人に名跡を譲渡して、いずれその力士が宮城野部屋を復興させていけるよう力を尽くしたい」と語った。伊勢ケ浜部屋には伯桜鵬、炎鵬らが残る。