元稀勢の里が元白鵬の退職を残念がる、引退後は「一緒に頑張っていこう、という話もした」
大相撲の宮城野親方(元横綱白鵬)が9日付で日本相撲協会を退職することに、二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が言及した。茨城・阿見町の部屋で朝稽古後に報道陣に対応した。
二所ノ関親方は「現役中こそあまり喋らなかった。引退してから話す機会がたくさんあった。ここからというところで、非常に残念。『これから一緒に頑張っていこう』という話もした」と語った。
現役時代は朝青龍、日馬富士、鶴竜らモンゴル勢に対抗できる数少ない日本出身力士だった稀勢の里。2010年九州場所では、白鵬の連勝記録を63で止める金星を挙げている。
二所ノ関親方は「横綱がいたから強くなれた。いかに食らいつこうか考え、オレの相撲人生を変えた。白鵬の強さがなかったら、ここまで力をつけられなかった。それくらい影響力があった」と述懐した。
宮城野親方が現役引退時に思い出の一番に挙げたのが、63連勝で止められた稀勢の里戦だった。「止めただけですから。63連勝した横綱のレベルが違う。信じられない、考えられない連勝記録」と二所ノ関親方。改めて宮城野親方の退職を「残念です」と語っていた。





