五輪金メダリスト、ワンオペ育児で「心が追いつかなかったり」「子供好きと育児は全然違う」夫は3月で引退のアスリート
「第17回ベストマザー賞2025」の授賞式が8日、都内で行われ、芸能部門でモデル、タレントの森泉(42)、スポーツ部門で16年リオ五輪バドミントン女子ダブルス金メダリストの高橋礼華さん(35)、音楽部門でアーティストのDream Ami(36)、文化部門でフリーアナウンサーの鷲見玲奈(34)、文芸部門で小説家、エッセイストの山崎ナオコーラ氏(年齢非公開)が受賞した。
3歳の長女がいる高橋さんは、3月31日で引退した夫の金子祐樹氏が現役のバドミントン選手だったこともあって不在の場合が長く、「娘が生まれてからはワンオペの育児が始まって、初めてのことだらけで、すごく不安な毎日があった」と振り返った。
子供をみるのは好きだったが、「好きと育児は全然違うなという大変さだったり、バドミントンの場合は自分が頑張れば自分に返ってくるが、育児だとどうしてもうまくいかなかったり、自分の心が追いつかなかったりして、一人で子供を見ていると、毎日毎日誰かとしゃべりたいな、話を聞いてほしいと思うこともあった」と告白。
「世の中のお母さんってすごいなと改めて思った」といい、仕事と育児を両立していく上でサポートしてくれた両親や妹、ベビーシッターらへの感謝を口にした。
五輪で頂点を極めたアスリートとしての経験は「あまり(役に)立ってないかな。子育てに関して言うと、ほとんど旦那さんも海外に行っていたので、ホントに同じ空間に私と娘だけというのが1カ月は普通だったので。その中で壁にぶち当たるところばっかりだったので」と、生かせることは少なかったという。
「気持ちの切り替え方だったり、不安に思いすぎてるな、イライラしすぎてるなといったマイナスな気持ちの部分で言うと、メンタルの部分でアスリートと似たところはあるので、気持ちの切り替え方だったり自分の機嫌の取り方はわりとうまくできたかなと思う」と言いつつも、「うまくいかなくて人に会いたいと思う時はたくさんあったので、そんなにアスリートと育児がリンクしているかって言われると、そうではないなって感じました」と説明した。
長女はバドミントンに「やりたいという気持ちは出てきているというか、遊び半分でラケットを握りたいというのは最近あったりする」と興味を示しているという。
「お互いアスリートだったからか、子供も運動神経はそれなりに、体を動かすのも好きだったり」と素質を見せているようで、「もちろん反対はしないし、好きなものに対して全力で楽しんで取り組んでほしい。バドミントンでなくとも好きなものを見つけて楽しんでほしいな」と応援する姿勢を見せていた。





