田中希実は5000M世界陸上参加標準は切れず 日本人トップの5位も
「陸上・エディオン・ディスタンスチャレンジ」(10日、たけびしスタジアム京都)
女子5000メートルタイムレースに東京五輪の田中希実(23)=豊田自動織機、日本記録(14分52秒84)を持つ広中璃梨佳(22)=日本郵政グループ=らが出場。田中が日本人トップの15分6秒42で5位、広中が15分17秒30の8位で、ともに来夏の世界選手権(ブタペスト)の参加標準記録(14分57秒00)には届かなかった。
レースは広中、田中と東京五輪代表の萩谷楓(エディオン)がペースメーカーにつき、日本記録も視野にいれた速いペースで始まった。序盤に萩谷、3000メートル過ぎに広中が遅れ始めた一方、田中は終盤まで粘りを見せたが、目標タイムには届かなかった。レース後は「参加標準を目指したが、練習からはイメージができなかった。やれるだけやってみようと思った」と不完全燃焼の様子だった。
今年は9月の全日本実業団対抗選手権で14分58秒60の自己ベストを記録した。しかし、今年最後のトラックレースを終えて「今季は自己ベストも出たが、ベストの状態で臨めたレースはなかった」と反省。来年に向けて「たくさんのことに取り組みすぎた部分がある。来年度はいいところだけ取り入れて、よりよい1年にしたい」と抱負を述べた。





