谷川亜華葉 200個人メドレー6位を「パリ五輪の糧に」 6月右肩負傷から初の実戦
「競泳・日本学生選手権」(30日、東京辰巳国際水泳場)
女子200メートル個人メドレー決勝が行われ、昨夏の東京五輪代表の谷川亜華葉(あげは、19)=近大=が2分16秒76で6位だった。
順位とは裏腹に谷川の表情は明るかった。6月の世界選手権中に右肩を負傷してから初の実戦。予選を7位で通過すると、決勝は動きを確かめながら、丁寧な泳ぎでフィニッシュした。
帰国後から今まで本格的な練習が積めておらず、不安もあった中でも6位入賞。「今できることをしようと思った。泳ぎ方は悪くない。ここが集大成じゃなくて、(24年)パリ五輪に少しでも糧になるようなレースにしたかった」と前を向いた。
大学1年生として初出場となった今大会には「空気感が楽しい」とにこり。31日には本職の400メートル個人メドレーに出場する。「メンタルとの戦い。不安要素はあるが、先を見ながらやりたい」。あくまでも2年後の舞台に目標を置いた。