ラグビー元日本代表の福岡氏が著書 受験生へ「自分に合ったやり方選んで」

 福岡堅樹氏
 『自分を信じる力』福岡堅樹著(c)田上浩一/講談社
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 昨季限りで現役を引退したラグビー元日本代表WTBで、医師を目指して順天堂大医学部に入学した福岡堅樹氏(29)が30日、著書「自分を信じる力」(講談社刊)の発売記念会見に臨んだ。

 「他人から難しいと思われる挑戦をしていく中で、根拠のある勇気を持って自分を信じることが力になる。考え方を振り返るいい機会になった」。いかにラグビーと勉強を両立してきたか、福岡氏なりのノウハウなどが書かれているという。

 “文武両道”でスポーツも勉強も完璧にこなしてきたと思われがちだが「それは違う」と福岡氏。「全然完璧ではなくて、自分なりの考え方で克服してきたからこそ、こういう道に進めた。そういう部分を書かせてもらった」と説明した。

 受験生に向けては具体的な勉強法は人それぞれ違うとし「自分に合ったものを選んでもらえれば」。例えば短期集中型なのか、長時間集中できるのか。「自分の場合は短期集中がすごく合っていた」とし「まずはやってみること。うまくいかないときにどう考えて、うまく切り替えられるかのノウハウなんかが細かく入っている」と著書をアピールした。

 福岡氏は最後のトップリーグとなった昨シーズン、パナソニック(現リーグワン・埼玉)の優勝に貢献。昨年4月に順天堂大医学部に進んだ。「基本的には真面目に勉強している。ちょうど期末試験も終わって、今のところは順調」と笑顔。現役合格なら10歳年下になる“同級生”とは「みんな気さくに話してくれる。友達もできて、お互いタメ口で」という学生生活も明かした。

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