2冠の小池祐貴、来季も100、200の2種目に主眼「どちらも走りきる選手で」

 優勝者インタビューを終え、スタンドに向かって手を振る小池祐貴(撮影・高部洋祐)
 予選で力走する小池祐貴(撮影・高部洋祐)
2枚

 「陸上・全日本実業団対抗選手権」(26日、ヤンマースタジアム長居)

 男子200メートルで東京五輪代表の小池祐貴(住友電工)が20秒55(追い風参考2・9メートル)で優勝。今大会では25日の100メートルも10秒19で制し、2冠を達成した。

 小池はレース後の記者会見で、世界選手権が控える来季も「変わらず100、200メートルのどちらも走りきる選手でありたい」と2種目に主眼を置いて取り組む方針を明かした。

 2018年アジア大会(ジャカルタ)の200メートルで金メダルを獲得した小池は、東京五輪に向けて100メートルにも力を入れ、19年には日本人3人目となる9秒98をマーク。五輪で100、200メートルとも出場権を得ていたが、リレー種目との兼ね合いで200メートルを辞退していた。

 2種目への取り組みは「技術的にかなり安定していないと疲れた体で走ることになる」と、精度が高く安定感のある走りを身につけることが必要となる。それでも「少なくとも(来年の)日本選手権は100、200に出ると思います」と前向きに取り組む姿勢を貫く。

 東京五輪の100メートルでは予選敗退し、400メートルリレーでは決勝のバトンミスに泣いた。その後は、先月28日には福井で五輪後初レースに臨み、200メートルを20秒62(向かい風0・7メートル)で優勝。今大会でも2冠と新たな目標へ早くも突き進んでいる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス