パラ選手村 31日から巡回バスの運行再開へ 26日に接触事故で停止

 東京五輪・パラリンピック選手村を走る自動運転バス=7月、東京都中央区
 東京五輪・パラリンピック選手村を走る自動運転バス=7月、東京都中央区
 東京五輪・パラリンピック選手村を走る自動運転バス=7月、東京都中央区
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は30日、選手村で発生した接触事故により運行を停止していた村内巡回バスについて、31日15時から運行再開すると発表した。

 この事案は26日に東京パラリンピック選手村を巡回する自動運転バスと、視覚障害を持つ柔道男子81キロ級の北薗新光(30)が接触。転倒して頭部などを負傷し、28日の試合を欠場することになった。

 組織委とトヨタ自動車株式会社が原因の究明にあたり、事故の発生状況など確認。選手村内の横断歩道を渡ろうとしていた北薗に、交差点を右折中の自動運転バス「e-Palette」が接触したという。この際、歩行者をセンサーが検知し自動ブレーキが作動、車内のオペレーターも緊急ブレーキを作動させたが、車両が完全に止まる前に接触したという。

 今後は車両警告音の音量アップや搭乗員の増員などで対策するほか、歩行者にも選手村内の歩行環境やルールなどの周知に努めていく。「選手村は広くさまざまな障害を持たれている方が世界から集い、さまざまな活動を行う場です。この中で、いかにストレスなく快適に、そして安全を第一に運営を行っていくか、本件を一つの出来事に終わらせることなく、引き続き、安全対策には十分留意しつつ、これをレガシーにつなげていきたいと思います」とコメントしている。

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