大坂なおみ、涙ぐみ“一時退場” メディアとの関わり方で悩める心中告白
「女子テニス・ウエスタン・アンド・サザン・オープン」(16日、シンシナティ)
女子シングルスの世界ランキング2位、大坂なおみ(23)=日清食品=が全米オープン(30日開幕・ニューヨーク)の前哨戦となる大会で、東京五輪以来の試合に臨む。オンラインで記者会見した大坂は、大会への意気込みを語った一方で、メディアとの関わり方を問われて涙ぐむなど、精神面の不安定さものぞかせた。
大坂の目に涙がにじんだ。記者会見でメディアとの関わり方を問われると、「私は皆さんのために話すことはできず、自分のことについてのみ話すことができる」と説明。「若い頃から多くのメディアが私に興味を持っていて、それは私のバックグラウンドも起因していると思う。たくさんの人々が私のツイートや発言に興味を持つことをどうすることもできない。どうバランスを取ったらいいのか分からない」と悩める心中を明かした。
この質問で心を乱したのか、続く質問にも涙ぐみ“一時退場”する場面も。数分後に会見を再開したが、精神的な不安定さも垣間見えた。
東京五輪では開会式で聖火台に点火する大役を担ったが、試合では3回戦で敗退。「いい判断ができないことがあったので、その感覚を取り戻したかった」。米国に戻ってからは3日間の休養後に練習を再開した。
5月の全仏オープン時に、うつに苦しんでいたと告白。アスリートの「心の健康」に焦点が当たるきっかけをつくった。自宅に引きこもった時期もあったが、五輪で多くの選手に感謝の言葉を掛けられたそうで「告白して良かった。自分を誇りに思う」と話した。
昨年の大会は左脚の故障で棄権したものの決勝に進出。勢いを保ち直後の全米オープンで2度目の制覇を果たした。
「楽しみながらいいプレーができるようにしたい。五輪より立て直せると思う」と活躍を誓った。
